10月27日(日) 豊後水道のタチウオ釣り

久々にやってきました 豊後水道。

狙いはドラゴン一本勝負?


しかし 今日は大潮で潮ぶっ飛びだろうし

波風強い予報(波1、5m 北西の風 終日8m)

夜明け前 佐田岬の風速を見ると北西13mも吹いている…


コンディションは悪いが 何とかなるでしょう。



黒岩さんの超大型遊漁船。

キャビンもサロンのようで快適。

向かい波1、5mでも巡航25ノット 余裕です。


1時間ほどでポイントに到着。

波風があって アタリはとりにくそうだが がんばるしかない。


いざ スタート!



波の高さ1、5mなら

立っているのがやっとの状態であってもおかしくないのに

超大型船なので

波風にとても強い。



えっ ドラゴン相手に豆テンヤですか。

ノーマルテンヤ50号と 一流しごとにチェンジして

アタリの違いを見極める作戦。


水深は200m前後



今日は150mから120mがヒットレンジのようだ。

一流しごとにレンジが変わるし

流している途中でも変わってくるので

船頭さんのアナウンスをよく聞いて

狙いのタナを外さないように



指2〜3本の瀬戸内サイズに混じって

指4〜5本サイズがヒットしてくる。


速い潮に 二枚潮なので



60号オモリ装着。


タチウオロッドは一般的には50号までを想定して作られているようなので

60号だとアタリが若干でにくくなるが

そこはアタリを見極める目でカバー。


豆テンヤの特徴として



フックが小さいのでシッポ側から丸かじりして

普通の釣りのように口の内側から掛かることがよくある。

ノーマルテンヤでは ほとんどないこと。


噂の厄介者のサバフグは



海面から海底までどこにでもいる。


30mや50mでテンヤが止まる!

フォールでタチウオヒット?のはずもなく

テンヤのサンマはサバフグの餌食に。

仕掛けを回収していると海面まで5〜6匹うようよ付いてくる。

こうなると 再びテンヤを回収してエサを付け替えるしかない。


酷い時は海面から落ちていくテンヤに群がり

テンヤが落ちない なんてことも。


サバフグをいかにかわして

タチウオの層までテンヤをもっていけるか

釣果は その一点にかかっている。


できるだけロッドをまっすぐに下向きにして



サバフグにアタックされないように早く落とす。


サバフグの被害はテンヤだけにとどまらず

こちらの方が大問題。


PEラインもマーキング(特に白)付いているものでは

ベイトと間違えて噛みつきにくるようで

サバフグカッターに切られまくる。



単色グリーンを巻いて

さらに巻き替え用をバッグに忍ばせておかないと

高切れ連発すれば釣り続行不可能になってしまう。


お隣の方も普通のPEラインを最初の1時間で

立て続けに3回切られてしまい釣りにならなかったので

どうぞ と1巻差し上げて使っていただくと

その後は最後までサバフグの被害に遭うことはなかった。


アマゾンでポチッとすれば1.5号200m1000円なので気にせず使える。


船をタチウオの群れに付けて 全員が仕掛けを落とすと

その匂いにつられて?時間とともにサバフグが集まってくる。

中層にいるサバフグは すぐに海底付近のタチウオレンジにも到達し

テンヤの餌をかすめ取っていく。

テンヤを回収すると100m以上下から海面まで上がってくる。


船頭さんはタチウオの群れを探しつつも

サバフグが船の下に付きだすと その流しをあきらめ

少し離れたところの別の群れを探すといった感じか。


サバフグを攻略せねば タチウオに出会えない。


強度的に不安であったが



豆テンヤでも全然大丈夫だった。


途中からはノーマルテンヤは使わず

全て豆テンヤで通したが 全く問題なかった。



午後からは潮がゆるんだせいか

型もよくなって

船中F7ドラゴンサイズも揚がりだした。


指5本以上だと



手を添えないと竿を立てられない。

タチウオと思えないような強い引き。


いい流しだとプチドラゴン連発。



深場の釣りのため手返しは悪いが

タチウオのタナにさえテンヤが到達すれば

1日中ずっとアタリっぱなしだった。


心配されていた波風も

大型船のおかげで影響もほとんどなく

快適な釣りができた。


ジギングの方も半数ほどおられたが

サイズもテンヤ釣りと全く変わらず よく当たっていた。

ただ1人当たり5〜8個ほどラインを切られてジグを取られたそうな。

高価なジグだと乗船代よりジグロストの代金の方が高くなってしまうかも。



14時30分 沖上がり。


最終的な本数はたいしたことないが

欲張り60Lクーラーに重量感タップリのお土産に。



去年は一匹もいなかったサバフグの被害がなければ

どれだけ釣れるんだろうと思われるほどアタリは多かった。

海水温の低下とともに 姿を消してくれればいいのだが。


スーパードラゴンサイズはでなかったが

平均サイズはよかったので タチウオの強い引きを楽しむことができた。



本日の釣果 タチウオ 32匹